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アラフォー女子?性別の耐えられない重さ むき出しのままの「女」より、ちょうどよい感じの曖昧さを


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アラフォー女子?性別の耐えられない重さ むき出しのままの「女」より、ちょうどよい感じの曖昧さを


アラフォー女子?性別の耐えられない重さ むき出しのままの「女」より、ちょうどよい感じの曖昧さを
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アラフォー女子?性別の耐えられない重さ

■“女子”を名乗るという、ごく自然なこと

女性同士が集まって会食する「女子会」や、女性としての能力の高さを表現する「女子力」など、近年、女性が自分たちのことを“女子”と表現しているのを、しばしば目にします。

そこで問題(?)となるのが、この用語の適用範囲。

繊細でデリケートなハートを持つ現代の男性の中には「アラフォー女子の正しい婚活」といった用法を目撃してしまうと、

「40歳にして“女子”とは何事か。BBA(ババアを意味するネットスラング)がおこがましい」

と悲憤慷慨してしまう人もいるようです。

しかし私は今の世の中において、女性が自分たちのことを“女子”と呼ぶようになったのは、ごく自然の流れではないかと感じます。

■「男は外に出て働き、女は家を守る」
それが、とうの昔のファンタジーになった現代だから…

現代は、スマートフォンの普及に伴い「いつでもどこでもネットに接続している」という社会を実現してしまいました。そしてそのネットに接続された人々がいざ何をやっているかというと、電子メールのやり取りや、SNSへの投稿など“他者とのコミュニケーション”です。その情報量は史上最大。

しかしその一方で、アナログ的なコミュニケーションが希薄になる風潮も、同時に見られるようになりました。

たとえば音声コミュニケーションである電話の通話料金支払額が以前の3分の1に減ってしまったのはよく指摘されるところです。

また対面での接触を美学としてきたメディアの世界でも、「とうとう校了まで著者と直接会うことなく終わってしまった」という事例が聞かれるようになっています。特に若い著者の中には、直接会うなんてもってのほか、電話での打ち合わせすら厳しく、連絡はメールのみを指定するという人も見られます。

このような「デジタルのコミュニケーションが活発になる一方で、身体的な接触《コンタクト》が希薄になってしまう」という傾向について、大阪大学のロボット工学者、石黒浩教授は、

「人間は、肉体から解放されるのが早すぎた」

と指摘していました。

よいか悪いかはともかく、私たちはこうした時代を生きている。そしてこの時代を生きる現代人にとって、究極の身体性である性別の看板を常時掲げているのは、おそらくちょっと重いのではないかと感じます。

時には性の看板をしまって、気楽な時間を過ごしたいのが、現代人ではないでしょうか。

たとえば、女性だけが集まる「女子会」では、異性の目線を気にする必要はないわけで、きっとそれはくつろぐものなのでしょう。

「女子」という用語には、“性”に、ちょうどよい感じの曖昧さを醸し出す効果がある。これが現代人の心境にマッチするのだと思います。

もしこれがむき出しのままの「女」であったらどうでしょうか。

「40歳女の幸福をつかむ結婚道」

「40歳から極める女の美顔術」

重い! 重すぎます。

何かこう、必死な感じがして男の私から見ても重いです。

しかしこれはひとごとではありません。「男は外に出て働き、女は家を守る」などという家庭観がとうの昔のファンタジーとなった現代において、私たち男も「男らしく生きろ」「男の生き様を見せてみろ」などと言われるといかにも重い。「もう勘弁してください」と感じてしまいます。

私などは、もはや男の看板なんてなるべく控えめにして生きたい。その意味において、いわゆる「草食系男子」の登場は、いろいろと時代の最先端だなと思います。

撮影:今井康一

【初出:2013.1.19「週刊東洋経済(LINE大爆発!)」】

(担当者通信欄)

“女子”のなんたるか。実は、よくわからなかったりもしますが、まさにこの曖昧さにこそ心地よさがあるようにも思います。女子というくくりだと、普段誘いにくい人にも声をかけやすくなったり。また、「女子力高い!」、「ステキ女子!」のカジュアルな褒め言葉としてのすばらしい使い勝手。担当者も「後姿が女子力高い!」と言われた際、なんのこっちゃと思いながら嬉しく感じたものでした。

さて、堀田純司先生の「夜明けの自宅警備日誌」の最新の記事は2013年1月21日(月)発売の「週刊東洋経済(特集は、65歳定年の衝撃)」で読めます!
【努力は才能を凌駕する。AKB48と「和の心」】
日本のアイドルの複雑なあり方と、その伝統を究極まで突き詰めたAKB48から、私たちの「現実世界」を考える!

堀田先生の近刊紹介。中年の青春小説『オッサンフォー』(講談社、2012年)。詐欺師四人組が大阪を舞台に繰り広げる事件も、ぜひ本コラムとごいっしょに♪

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冒頭にヘーゲルとありますが、実は哲学ってライトノベルで入門できます。たとえば、金髪はの子がデカルト。『僕とツンデレとハイデガー』(講談社、2011年)


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外部サイト


金持ち女子は貧乏男子と結婚してくれるか

バーで、コミュニケーション・トレーニング(上)

人間の欲望を、すって味噌にしてみたら



この記事の著作権は【東洋経済オンライン】に帰属します。
http://news.livedoor.com/article/detail/7337706/

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